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奇跡は二度起こる。~Dan Hicks札幌公演~

6月2日

先週の金曜日、とうとうDan Hicks & The Hot Licksが札幌にやって来た。
2005年のベッシーホール公演以来、4年ぶり二度目の来札。
このブログのトップページにも書いているが、Dan Hicks & The Hot Licksこそ
私のフェイバリットミュージシャンであり、
ジャイアンリサイタルは彼らの演奏スタイルに多大な影響を受けている。
そんな神様のような存在である彼らの前座を
私達のような無名のアマチュアバンドが、二度も務める事になんて
誰が想像出来ようか。
2005年に共演出来ただけで、老いるまでウタウタイであり続ける
勇気を貰ったというのに、奇跡が二度も起こるなんて。
こんなことって、あっていいのかな。

Hot Licksの来日メンバーも前回と殆ど替わらず
(女性コーラスチーム“リケッツ”の2人は替わっていたけど)
最高にヒップでスウィンギーなを堪能させて頂いた。
それにしても前回の札幌公演において、オープニングアクトとして
私どもジャイアンリサイタル・リズムキングスが演奏したことを、
ギターのDAVEやフィドルのCHONがちゃんと覚えていてくれたのは、本当に感激した。
彼らは世界中を旅して回る楽団である。ましてや滅多に訪れない日本の、
それも一番北のはずれにある街での一夜の出会いを覚えていてくれたなんて。
前座を務めるミュージシャンである前に、彼らの熱烈なファンである僕らは、
その事実だけでもう充分だったんだ。

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リハーサルを終え、本番前に寛ぐ私ども。
みんなヘラヘラ笑ってるけど、実は結構緊張していたりする。大将の顔色を見て頂くと分かる(笑


19時を少し過ぎた頃、本番がスタート。
オープニングアクトである私どもジャイアンリサイタル・リズムキングスがフロアに登場。
いつも通りジャカジャカと賑々しく演奏させて頂いた。
前回と同様、Dan HicksやHot Licksのメンバーが、楽しんで聴いてくれたらと願いながら。
するとライヴが始まって間もなく、Dan Hicks本人やリケッツの2人が
入れ替わり立ち替わり2階にある控え室から出てきて、
吹き抜けのフロアから僕らの演奏を観てくれていた。
特にリケッツの女性2人は僕らの演奏に合わせ、実に楽しそうに踊りながら聴いてくれたのだ。
そんな光景を見ていたら、4年前と同じように涙がこぼれそうになった。
僕らの演奏を、僕らの選曲を、憧れのミュージシャンが楽しんでくれている。
個人的にはこれでミッション・コンプリートである。これ以上望むものは無い。
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僕らの演奏が終わり暫くすると、いよいよDan Hicksがその巨体を揺らしてフロアに登場。
店全体が地鳴りのような歓声に包まれる。
その後を追うようにHot Licksのメンバーやリケッツの2人も登場。
Danがおもむろに曲の前奏を何小節かつま弾くと、そのままカウントを取ってライヴがスタート。
鳥肌が立つほどカッコイイ!
ここからの写真は、この日の通訳係を務めてくれたリョーコちゃんが撮影したものだが
あまりにデキが良いのでビッグサイズで掲載させて頂く。携帯で見てる人、ごめんなさいっ!
こっからの写真は本当にカッコ良過ぎですよ♪
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こうして4年ぶりのDan Hicksワールドを満喫した僕らは
演奏終了直後から一気にミーハーと化し、一般のお客様に混じってサイン会に走る(笑)。
ようやく自分の番が回ってきてDanの前に立つと
彼は僕の顔を見るなり、目を丸くして自分から握手を求めてくれた。
「さっきの君達の演奏、とても良かったよ!」
通訳のリョーコちゃん曰く、そんなよーな事を言ってくれたらしい。
そういやリケッツの2人も、下のフロアで会うなり
「アナタの唄、とても素敵だった!」と誉めちぎってくれたらしい。
だが、残念ながら俺は英語がさっぱり分からない(笑
ともあれ、ありがたいお言葉だ。好きな音楽を続けて来て良かったと思うのは、こんな時だ。

満面の笑顔で握手を交わした後、僕は自分のメインギターGUILD F-50を
ダンの前に差し出した。
4年前に前座を務めた時も、僕は自分のギターにサインを書いて貰った。
GUILD F-50というギターは、最近まで永らくDan Hicksの愛機でもあった。
言わばGUILD F-50はDanのシンボルのようなものだ。
だから僕は同じギターを購入したのだ。
そのギターにこの日、Danの二つ目のサインが記された。
これは“二度もDan Hicksの前座を務めた”という、誇りの証だ。
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右上が4年前に書いて貰ったサイン、そして左下が今回新たに書いて貰ったサイン。ちゃんと日付も入っております♪



サイン会が終わると、Dan Hicksやリケッツの2人は早々とホテルに引き上げてしまったが
Hot LicksのリードギターDAVEとフィドルのCHONは飲み足りないらしく
「さぁ、パーティーはどこでやるんだ~?」とうるさいので(笑
残ったメンバーで打ち上げを敢行。
ジョニー・マーサーとかスリム・ゲイラードとかジム・クェスキン・ジャグバンドとか
ウェス・モンゴメリーが好きだとか、テディ・バンは知ってるか?とか
自分達の好きな音楽の話で大いに盛り上がる。
フィドルのCHONが「バンドのコンセプトもあって自分のファッションは
1930年代~40年代に作られたもので統一しているんだ」という話をしてくれたので
「僕もその時代の音楽やファッションが大好きです」と言ったら
「だから僕たちは今ここに一緒に居るんじゃないか♪」と、またもやありがたきお言葉・・・
くぅ~!泣かせます。

そのうち更に盛り上がってギターのDAVEが「皆でジャムろ~ぜ~♪」と言い出したので
楽器を持ち寄りセッション大会になだれ込んだ。
おいおい、Hot Licksとセッションしてるよ俺ら。夢かうつつか。
(DAVEがジャムの提案をした際に“Danも居なくなったことだし♪”と言っていたのは笑った。
何かとウルサイんだろうなぁw)
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もともとジャズ畑であろうこの2人、セッションが始まったら全くやめる気配無し(笑
本当は朝まで付き合いたかったが、こちらの体力ゲージが
さすがにエンプティに近づいていたので上手く丸め込んで帰って頂く。
店の外まで皆でお見送り。「歩道橋をにこやかに渡る外タレ」という構図がヤケに可笑しくて(笑
相変わらずHot Licksのメンバーはフレンドリーだったなぁ。

別れ際、二人に「こんな極東の島国にも、あなた方の奏でる音楽が大好きな人間が
大勢居ることをどうか忘れないで下さい。」と伝えたら、「絶対忘れないよ!」とHugしてくれた。
さようなら、Dan Hicks & The Hot Licks。きっと会うことはもう叶わないと思うけど
これからも僕らはあなた方と出会えた事をかけがえのない財産として演奏していきます。

最後に、僕らを抜擢してくれたBUDDY BUDDYのスタッフの皆さん、オープニングアクトに
推してくれた山田ツクルさん、そしてDan Hicks目当てに来たにも係わらず、
僕らの演奏を温かく見守ってくれた大勢のお客様に心より感謝申し上げます。
皆さんのお陰で、二度目の奇跡を見ることが出来ました。
世界広しといえども、Dan Hicksの前座を2回も務めることが出来た
幸運なバンドなんて、そうザラには居ないんじゃないかと。幸せ者です、全く。

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出演者で記念撮影。Dan Hicksは早々に引き上げてしまったので、ワイプではめ込ませて頂きました(笑
by fatswaller | 2009-06-02 21:59 | ジャイアンな日記♪ | Comments(2)
Commented by ハンク山根 at 2009-06-04 00:23 x
ピーース!
じゃいあん、素晴らしい!
音楽やっていて良かったよね。
こういう至福の瞬間を味わえるなんて
コングラチュレーション!
Danからもらったバトンを持って走り続けてください。
Commented by じゃいあん青木 at 2009-06-05 16:43 x
>ハンク
ピーース!
まずはブログに直接コメントくれてありがとう!
最近みんなmixiにばかりコメントするから
まるで人気の無いブログみたいじゃないか(笑
僕らは誰しもが誰かからのバトンを受け取っているんだと思うよ。
勿論ハンクもね♪
お互い、走り続けたいですなぁ。
ただ、次に受け取ってくれる人がいるかどうかはまた別の話(笑

札幌で活動しているswing&jiveバンド「ジャイアンリサイタル」のメンバーが綴るよもやま日記とバンド情報


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