ジャイアンリサイタルのHPのようなblog『swingしなけりゃ意味ないっしょ!』

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「男闘呼・2人旅」顛末記。

4月5日

「男闘呼・2人旅」顛末記。_c0007155_18254452.jpg僕は未だ余韻の中にいる。「横浜ジャグバンド・フェスティバル」、そして「フリッツ・リッチモンド・トリビュート」と観て回った3日間。
この旅は予想を遙かに上回る興奮と感動を僕にもたらした。

「ジャグバンド・フェスティバル」では、Mooneyさんやマッシーさん、TE'TSUさん、日暮士さん達と再会することが出来、MAD-WORDSに元バンバンバザールの安達孝行氏や安藤健二郎氏が参加したゴージャスなステージを観る事が出来た。
更には伏兵「ポカスカジャン」のステージにもヤラレまくった。


・・・ちょっと長くなりますがポカスカについて語っちゃっていいスか?(笑
いや、もう最高ですよこの方々。
次から次へと繰り出されるネタの数々に、ひたすら抱腹絶倒。
ちょっぴりアゴいさむ似のウォッシュボーダー、
大久保乃武夫氏の切れ味鋭いMCは、
孤高の天才松本人志にも通ずる笑いのセンスを感じる。
だいたい全て音楽を通じてのギャグってのが凄い。
寄席あたりでは“ボーイズもの”と呼ばれる楽団系お笑いグループだが
編曲の才能、演奏・歌唱技術には驚かされるものがある。
以前テレビで見かけた時はいわゆる“イタイ”芸人さん、という印象しか
無かったが、テレビに出ている時のポカスカは仮の姿と言ってもいい。
なぜならポカスカの神髄は「テレビでは到底放送出来ない」ネタにあるからだ。
やはり何事も生で見なくては分からないのである。
ちなみにコチラのHPでネタの数々が見られます。↓
ほぼ日刊イトイ新聞~ポカスカジャンの自前ゴングショー!
(スクロールすると下段にネタ一覧があります)

さて、ジャグフェスの牙城、サムズ・アップでは
ごく普通に一般客に紛れてソファに腰掛け、オーダーしている
ジム・クェスキンを目撃、その場で凍り付いた。
そのジム・クェスキンとジェフ・マルダー、そしてジョン・セバスチャンの揃い踏み。
まさしく夢心地とはこの事。
彼らがステージを去り、恒例のMAD-WARDSを囲んでの
ラストセッションを見届けた後、僕らは熱に浮かれた夢遊病者のように
近所の居酒屋へ飛び込み、朝の4時まで興奮を語り合った。

しかし翌日の「フリッツ・リッチモンド・トリビュート」を目の当たりにした時
前日のジャグフェスはこの日の壮大な予告に過ぎなかった事を思い知る。
とにかく陽気に歌い、ハーモニカを吹き鳴らすジョン・セバスチャン、
冒頭で、哀しくも美しい旋律の鎮魂歌をフリッツに捧げた
校長先生こと(笑)ジェフ・マルダー、そして昨夜はサイドマンに徹していた感の
あるジム・クェスキンが何曲もリード・ボーカルを取り、
体全体でスウィングしながら目をひん剥いてはスキャットしまくった。
そこに居たのは紛れもない、『Jump for Joy』のジャケットそのまんまの
ジム・クェスキンだった。
更に!この3人の演奏にベーシストとして参加したのが、なんとあの細野晴臣氏!
実はジョン・セバスチャンとは古くからの友人だそうで、
とんでもないシークレットゲストの登場に客席は興奮のるつぼと化した。
そしてステージ後半、MAD-WARDSとオールドサザン・ジャグブロワーズも参加して
全員で演奏した「Jug Band Music」。勿論この日一番の盛り上がり!
聴いていて正直胸が詰まった。
とうとう全ての演奏が終わりを告げた時、ジョンが発した最後の言葉。

「Good night, Jim ・・・Good night, Jeff ・・・and, Good night, Fritz !」

愛と友情、なんてクサイ言葉だと思うけど、この瞬間だけは間違いなく会場中に
ソレが満ち溢れていたように思います。
伝説のJUGBAND MAN達はとびきり陽気で、人懐っこくて、そして
互いを心からリスペクトし合っている、最高のおっさん達でした。

ライヴ終了後にバンバンバザールの福島さんと話す機会があり
「札幌から観に来たんです」
と告げると
「コレはどんな犠牲を払っても観に来なきゃダメだよ!
俺なんか、ライヴキャンセルしたもの!(笑)」
って笑ってたけど、その言葉に大いに納得させられた次第。

本当に抱えきれないほどの感動をもらって札幌に帰ってきました。
こういう体験をすると、またすぐ唄いたくなるんだよねー(笑
というわけで今週末、ライヴがありますの♪


 ジャイアンリサイタル自主企画 
 『僕らのswing』

   2006年4月8日(土)
   @フライアーパーク
     札幌市豊平区平岸4条7丁目12-10 Y's CITY BLD 1F
     TEL 011-825-5406
   OPEN 20:00/START 20:30
   FEE ¥1,500(1drink付)

   【出演】
   ★ジャイアンリサイタル
   ★D.I.& The HELLHONEYS


※今回は“D.I.& The HELLHONEYS”さんを迎えて。
 そのバンドスタイル、そして演奏される曲など、我々と音楽的嗜好がかなり近いと思われ、
 以前からご一緒させて頂きたいと密かに片思いをしていたバンドです!
 伝説のJUGBAND MENからもらった、たくさんの感動を少しでもお伝えできるよう
 ガンバリますんで是非観に来て下さい♪
by fatswaller | 2006-04-05 18:42 | ジャイアンな日記♪

札幌で活動しているswing&jiveバンド「ジャイアンリサイタル」のメンバーが綴るよもやま日記とバンド情報


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